「hanaravi(ハナラビ)って、どういうマウスピース矯正なんだろう?」「LINEでやり取りするって聞いたけれど、通院しなくていいという意味なのかな」――サービス名は目にするものの、中身がつかみきれていない方は多いと思います。
hanaraviは、提携クリニックで診断と3Dスキャンを受けたうえで、その後の経過確認をLINEを通じて行う仕組みのマウスピース矯正サービスです。通院そのものがなくなるわけではなく、経過確認の一部をオンラインに置き換えるという設計になっています。
この記事では、公式サイトで案内されている内容をもとに、料金プランの構造・対応できる歯並びと適応外のケース・治療の流れ・始める前に確認しておきたい点を整理しました。感想を並べるのではなく、自分に合うかどうかを判断するための材料をまとめています。

hanaravi(ハナラビ)とはどういうサービスか
hanaraviは透明なマウスピース(アライナー)を使う矯正サービスです。公式サイトで案内されている進め方は、おおよそ次のようになっています。
- クリニックで無料相談を受ける
- 口腔内を3Dスキャンで撮影する
- 仕上がりのイメージをLINEで確認する
- マウスピースが毎月配送される
- 2週間ごとに自宅で経過写真を撮影し、歯科医師が確認する
- 矯正が完了したのちアフターフォローに移る
ポイントは、最初の診断とスキャンは実際にクリニックで受けるという点です。そのうえで、途中の経過確認を写真とLINEでのやり取りに置き換えることで「通院回数を減らすことができます」と説明されています。まったく通わなくてよいサービスではなく、通う回数の設計が違うサービス、という理解が実態に近いです。
矯正の方法そのものにどんな種類があるのかを先に整理しておきたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

オンライン中心の進め方が合うかどうかは、性格や生活スタイルによって差が出る部分です。「その場で先生に直接聞きたい」タイプの方は、対面のフォローが多い方式のほうが落ち着いて進められることもあります。
マウスピース矯正中は、装置と歯を清潔に保つケア用品があると便利です。
料金プランの仕組み(2026年8月時点の公式サイト情報)
3つのプランに分かれている
hanaraviの料金は、動かす範囲と期間に応じて3つのプランに分かれています。公式サイトに掲載されている内容は以下の通りです(金額は税抜表記)。
| プラン | 総額(税抜) | 期間の目安 |
|---|---|---|
| Basic | 30万円 | 5〜7ヶ月 |
| Medium | 45万円 | 7〜10ヶ月 |
| Pro | 60万円 | 8〜18ヶ月 |
分割払いにも対応しており、公式サイトでは税込での支払い例として、Basicが1.65万円×24回、Mediumが3.3万円×18回、Proが3.3万円×24回といった形が示されています。
ここで気をつけたいのは、分割の月額だけを見て判断しないことです。月々の金額が小さく見えても、支払回数を掛けた総額が実際の負担になります。分割手数料の有無や、支払い方法の条件もあわせて確認しておきましょう。
含まれるもの・別途かかるもの
公式サイトの記載で確認できた範囲では、次のような扱いになっています。
- リテーナー(保定装置):矯正した歯並びをキープするためのリテーナーを提供すると案内されている
- ホワイトニング剤:初回無料、追加分は2,200円(税込)
リテーナーが含まれるかどうかは、マウスピース矯正サービスによって扱いが分かれる部分です。総額を比べるときは、この保定期間の費用まで含めて並べると実態に近い比較ができます。ただし提供条件は変更されることがあるため、相談時に現在の扱いを確認してください。
リテーナーは長い期間毎日使うものなので、清潔に保つための洗浄剤があると手入れが楽になります。
この記事の金額は2026年8月時点で公式サイトに掲載されていた内容です。料金体系やプランの構成は改定されることがあるため、申し込みを検討する段階では公式サイトと相談時の見積もりで最新の内容をご確認ください。
対応できる歯並びと、適応外になるケース
料金と並んで確認しておきたいのが、自分の歯並びが対象になるかどうかです。hanaraviの公式サイトでは、対応可能な歯並びとして次のようなケースが挙げられています。
- ガタガタしている歯並び
- 八重歯
- 出っ歯
- すきっ歯
- 前歯が閉じない状態
- 歯並びの中心がずれている
- かみ合わせが深い
一方で、適応外についても明記されています。公式サイトには「微妙な調整が困難な場合や、手術が必要な症状はお受けできない場合がございます」との記載があり、受け口については「症状が強い場合は適応にならない場合があります」とされています。
マウスピース矯正は全般に、あごの骨格そのものに原因があるケースや、外科的な処置が必要なケースが苦手とされる方法です。適応の判断は精密検査を受けたうえで歯科医師が行う領域なので、「対象外と言われる可能性もある」と思って相談に臨むくらいがちょうどよいと思います。


マウスピース矯正を比べるときに見ておきたい軸
複数のサービスを並べて迷っている方も多いと思います。金額の大小だけで並べると判断を誤りやすいので、次のような軸で見比べると自分に合うものが見つけやすくなります。
- 診断と経過確認の方法:対面中心か、オンライン中心か
- 通院の頻度:どのタイミングで、何回くらい通う必要があるか
- 総額に含まれる範囲:精密検査費・追加製作・リテーナーは含まれるか
- 適応範囲:自分の歯並びが対象になるか(これは診断が必要)
- 中断・変更時の条件:やめたくなったときにどうなるか
特に「総額に含まれる範囲」は、サービスごとに切り分け方が違うため比較が難しい部分です。見積もりを受け取ったら、この金額に何が入っていて何が別料金なのかを一つずつ確認しておきましょう。通院回数の少なさを重視して他の選択肢も見たい方は、以下の記事も参考になります。



hanaraviが合いそうな人/別の方式も検討したい人
合いそうな人
- 通院の回数をなるべく抑えたい
- 写真を撮って送るというやり取りに抵抗がない
- プランと総額をはっきりさせてから始めたい
- 公式サイトに挙げられている歯並びのケースに当てはまりそう
別の方式も検討したい人
- 対面で直接診てもらう安心感を重視したい
- 外科的な処置が必要と言われたことがある
- 受け口の症状が強いと指摘されている
- スマホでのやり取りが負担に感じられる
始める前に確認しておきたいこと
1. 自分の歯並びが適応になるか
最初の分岐点はここです。無料相談と3Dスキャンを経て、歯科医師が判断します。適応外だった場合に、その医院で別の方法を提案してもらえるのかもあわせて聞いておくと、次の動きがスムーズになります。
2. 総額と含まれる範囲
プラン料金のほかに、精密検査費や通院時の費用がかかるのかを確認しておきましょう。分割を利用する場合は、月額ではなく支払回数を掛けた総額で家計に収まるかを見ておくのが確実です。
3. 装着時間を生活に組み込めるか
マウスピース矯正は自分で取り外せる分、装着時間の管理が本人に委ねられます。食事のたびに外し、飲食後は歯を磨いてから付け直すという流れが日常になります。外出や外食が多い生活だと負担に感じることもあるので、一度自分の1日に当てはめて考えてみてください。
外出先で装置を外すときに備えて、持ち運び用のケースがあると保管しやすくなります。
4. 中断したくなったときの条件
途中でやめたくなる可能性はゼロではありません。返金や契約の扱い、装置の返却の要否といった条件を、契約前に書面で確認しておくと安心です。
矯正を始めるまでの流れ
- 公式サイトまたはLINEから無料相談を申し込む
- クリニックで相談・3Dスキャン:口腔内の状態を確認します
- 仕上がりイメージをLINEで確認:シミュレーションで見通しを共有します
- プランと総額を確認して契約:含まれる範囲を書面で確認しましょう
- マウスピースが毎月配送される:指示された装着時間を守って進めます
- 2週間ごとに経過写真を送る:歯科医師が状態を確認します
- 矯正完了・アフターフォロー:リテーナーで動かした位置を保ちます
他のマウスピース矯正システムとの違いを知っておきたい方は、以下の記事もどうぞ。



よくある質問
Q. 相談は無料ですか?
公式サイトでは無料相談の予約とLINEでの相談が案内されています。ただし相談後に行う精密検査の費用など、別途かかるものがないかは予約時に確認しておくと安心です。
Q. 矯正期間はどれくらいですか?
プランごとの目安として、Basicが5〜7ヶ月、Mediumが7〜10ヶ月、Proが8〜18ヶ月と案内されています。実際の期間は歯並びの状態や装着時間の守り方によって変わるため、スキャン後の治療計画で示される見通しを確認してください。
Q. 痛みはありますか?
新しいマウスピースに交換した直後は締め付け感を覚えることがあります。感じ方には個人差が大きく、気になるときにLINEで相談できる体制が用意されている点は、不安を抱え込まずに済む要素といえます。
Q. 食事制限はありますか?
マウスピースは食事の際に外せるため、食べ物そのものの制限は基本的にありません。ただし飲食後は歯を磨いてから付け直す必要があり、外している時間が長くなると計画通りに進まない要因になります。
Q. 年齢の条件はありますか?
一般にマウスピース矯正は永久歯が生え揃っていることが前提になります。歯周病やむし歯がある場合は、そちらの治療を先に行うケースもあります。自分が対象になるかは相談時に確認してください。


まとめ:プランの構造と適応の条件を押さえてから相談へ
hanaraviについて整理すると、判断材料になるのは次の点です。
- 診断と3Dスキャンはクリニックで受け、その後の経過確認をLINEと写真で行う仕組み
- 料金はBasic・Medium・Proの3プランで、公式サイトでは税抜30万円/45万円/60万円と案内
- 分割の支払い例も示されているが、判断は総額で行うのが確実
- リテーナーの提供が案内されている(条件は相談時に確認を)
- 手術が必要な症状や、症状の強い受け口は適応外となる場合がある
ネット上の情報は更新のタイミングにばらつきがあり、料金やプランの構成が変わっていることもあります。最終的には無料相談でスキャンを受け、自分の口の状態にもとづいた治療計画と見積もりを見せてもらったうえで判断するのが確実です。
サービスの最新情報はhanaravi公式サイトで確認できます。矯正歯科選びの一般的な考え方については日本矯正歯科学会のサイトが参考になります。日本歯科医師会の情報もあわせてチェックしておくと安心です。
※本記事の料金・適応に関する記載は2026年8月時点で公式サイトに掲載されていた情報にもとづきます。内容は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。治療の適否は歯科医師の診断によります。


