「スマイルモア矯正って名前は聞くけど、実際どういうサービスなの?」「他のマウスピース矯正と何が違うの?」――マウスピース矯正を調べていると、たびたび目にする名前ではないでしょうか。
マウスピース矯正はブランドごとに料金の決め方も、対応できる歯並びの範囲も、通院の仕方も違います。名前だけを並べて比べても、正直なところ自分に合うかどうかは見えてきません。大事なのは「そのサービスがどういう仕組みで成り立っているか」を理解することです。
この記事では、スマイルモア矯正の公式サイトで確認できる情報をもとに、サービスの仕組み・費用の考え方・対応できる歯並びの範囲を整理していきます。効果を保証するものではなく、あくまで「自分の検討材料にできる形」でまとめていきますので、判断の下地として使ってみてください。

スマイルモア矯正の基本情報
まずはスマイルモア矯正がどういうサービスなのか、公式サイトで確認できる範囲の情報を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | スマイルモア矯正 |
| 矯正方法 | マウスピース矯正(取り外し可能な透明の装置) |
| 提携医院 | 公式サイトでは「全国に提携医院増加中」と案内(具体的な院数の記載なし) |
| 治療期間 | 公式サイトでは「最短3ヶ月」と記載 |
| 対象年齢の目安 | 男性16歳以上・女性14歳以上(公式サイト記載) |
| 初回カウンセリング | 0円(公式サイト記載) |
| 使用する装置 | 提携メーカー製のマウスピースを使用。公式サイトに具体的なブランド名の記載はなし |
※上記は2026年8月時点の公式サイト情報をもとにしています。内容は変更される場合がありますので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ポイントは、スマイルモア矯正が自社でクリニックを構えるのではなく、提携する歯科医院で治療を受ける形をとっている点です。診断も治療も歯科医師が行い、スマイルモア矯正はその枠組みと装置を提供する立場になります。
マウスピース矯正中は、装置と歯を清潔に保つケア用品があると便利です。
費用はどう決まるのか
マウスピース矯正の費用は「一律いくら」ではなく、歯をどれだけ動かす必要があるかによって変わります。スマイルモア矯正も症例の程度によって価格帯が分かれています。
| 症例の程度 | 費用(税込) | 月々の支払い例 |
|---|---|---|
| 軽度 | 18.7万円〜33万円 | 約3,000円〜 |
| 中度 | 33万円〜39万円 | 約4,400円〜 |
| 重度 | 42.9万円〜 | 約5,700円〜 |
※2026年8月時点の公式サイト記載の情報です。分割払いの月額は支払回数や審査条件によって変わります。料金は改定される可能性があるため、最新の金額は公式サイトおよびカウンセリングでご確認ください。
ここで押さえておきたいのは、自分がどの区分に入るかはカウンセリングで診断を受けるまで確定しないということです。ネットで見た最低価格をそのまま予算にしてしまうと、実際の見積もりとの差に戸惑うことになりかねません。金額の幅を前提に考えておくほうが現実的です。
矯正は自由診療のため、料金は各医院・各サービスの設定によって差があります。表示価格に何が含まれているのか(検査料・調整料・リテーナー代など)は、契約前に書面で確認しておきましょう。

対応できる歯並びの範囲
公式サイトでは、対応対象として以下の歯並びが挙げられています。
- ガタガタした歯並び・八重歯(叢生)
- 出っ歯・口ゴボ
- すきっ歯
- 前歯が閉じない(開咬)
- 歯列の中心のズレ
- 噛み合わせが深い(過蓋咬合)
ただし、これは「該当すればどなたでも治療できる」という意味ではありません。同じ症状名でも程度によって適応の判断は変わりますし、骨格そのものに原因があるケースや抜歯を伴う大きな移動が必要なケースは、マウスピース矯正全般で対応が難しくなる傾向があります。
実際、カウンセリングの段階で「別の治療法のほうが適している」と案内されることもあります。これはサービスの質の問題ではなく、装置ごとに得意な動かし方が違うことによるものです。ワイヤー矯正とマウスピース矯正の得意分野の違いは以下の記事で整理しています。

治療の進み方
マウスピース矯正の一般的な流れは次のようになります。
- カウンセリング:歯並びの状態を診てもらい、対応可能かどうかを確認する
- 精密検査・診断:レントゲンや歯型のスキャンをもとに治療計画を立てる
- 治療計画と見積もりの提示:期間・費用・使用する装置の説明を受ける
- マウスピースの製作・受け取り:計画に沿った装置が用意される
- 装着開始・定期チェック:決められた段階で装置を交換しながら進める
- 保定(リテーナー):動かした歯の位置を保つ装置を使用する
見落とされがちなのが最後の保定です。歯は動かした直後がもっとも元の位置に戻りやすく、リテーナーの使用は矯正治療とセットで考える必要があります。この点はマウスピース矯正・ワイヤー矯正を問わず共通する部分です。
リテーナーは長い期間毎日使うものなので、清潔に保つための洗浄剤があると手入れが楽になります。
他のマウスピース矯正との位置づけ
マウスピース矯正のブランドは、それぞれ設計思想が違います。単純な優劣ではなく、どこに重心を置いているかで捉えると比較しやすくなります。
| サービス | 特徴的な点 |
|---|---|
| スマイルモア矯正 | 症例の程度で価格帯を区分。提携医院で治療を受ける形式 |
| インビザライン | 治療開始前に3Dシミュレーションで歯の動きを計画する仕組みを持つ |
| Oh my teeth | 初回スキャン後の来院を原則不要とし、オンラインで経過を管理する形式 |
| アソアライナー | 国産の矯正装置。硬さの異なる装置を段階的に使い分ける設計 |
費用も対応範囲も、最終的には自分の歯並びをどう動かす必要があるかで決まります。金額の並びだけで選ぶと、そもそも適応外だったということも起こり得ます。インビザラインの仕組みについては以下の記事で詳しく解説しています。



向いていそうな人・慎重に検討したい人
向いていそうな人
- 前歯まわりの歯並びの乱れが気になっている方
- 費用の総額をあらかじめ把握したうえで検討したい方
- 取り外しできる装置のほうが生活に合いそうな方
- 提携医院に無理なく通える範囲に住んでいる方
- 装着時間の自己管理に取り組めそうな方
慎重に検討したい人
- 歯並びの乱れの程度が大きい方
- 抜歯を伴う矯正が必要と言われたことがある方
- 骨格そのものに起因する噛み合わせの問題がある方
- 通院できる範囲に提携医院がない方
- 装置を長時間つけ続けることに不安がある方
どちらに当てはまるか自分では判断しにくいのが正直なところです。歯並びの状態は写真や自己申告では確定できないため、まずは診てもらったうえで判断するのが現実的です。他のマウスピース矯正の仕組みも合わせて確認しておくと、比較の軸が定まりやすくなります。



申し込み前に確認しておきたい3つのこと
1. 自分の歯並びが適応範囲かどうか
これがすべての出発点です。適応外と判断された場合、無理に進めても望んだ結果にはつながりません。「まず診断を受けてから考える」という順番で臨むほうが、結果的に遠回りせずに済みます。
2. 見積もりに含まれる範囲
検査料・調整料・保定装置(リテーナー)・装置の再製作費用などが総額に含まれるのかどうかは、サービスや医院によって扱いが異なります。「総額でいくらか」「追加費用が発生するのはどんな場合か」を、契約前に書面で確認しておきましょう。
3. 通院のしやすさ
矯正は数ヶ月から年単位で付き合う治療です。定期的なチェックが必要になるため、自宅や職場から通いやすい場所にあるかどうかは、想像以上に継続を左右します。提携医院の場所は事前に調べておくとよいでしょう。


スマイルモア矯正に関するQ&A
Q. どんな歯並びに対応している?
A. 公式サイトでは、叢生・出っ歯・すきっ歯・開咬・中心のズレ・過蓋咬合などが対象として挙げられています。ただし同じ症状名でも程度によって適応の判断は変わるため、実際に対応できるかどうかは診断を受けたうえでの判断になります。
Q. 費用はいくらくらいかかる?
A. 2026年8月時点の公式サイトでは、軽度18.7万円〜33万円、中度33万円〜39万円、重度42.9万円〜(いずれも税込)と案内されています。どの区分になるかは診断次第です。料金は改定される場合があるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。
Q. 治療期間はどのくらい?
A. 公式サイトでは「最短3ヶ月」と記載されています。ただしこれは条件が整った場合の目安であり、動かす量が多いほど期間は長くなります。個別の見込みはカウンセリング時に確認しましょう。
Q. マウスピースはどのくらいの時間つけるもの?
A. マウスピース矯正では一般に1日20時間以上の装着が推奨されています。食事と歯磨きの時間以外は装着しておくイメージです。装着時間が短いと計画どおりに進まないことがあるため、生活と両立できそうかを事前に考えておくとよいでしょう。
食事のたびに装置を外すことになるため、持ち運び用のケースがあると外出先でも保管しやすくなります。
Q. 痛みはある?
A. 装置を新しいものに交換した直後は、締めつけられるような違和感を覚えることがあります。感じ方には個人差があり、程度も人によって異なります。気になる症状が続く場合は担当の歯科医師に相談してください。
Q. 医療費控除は使える?
A. 歯列矯正は、噛み合わせの改善など治療上の必要性が認められる場合に医療費控除の対象となる可能性があります。審美目的のみと判断されると対象外になることがあるため、担当の歯科医師に相談したうえで、税務署や税理士に確認するのが確実です。
まとめ:仕組みを理解したうえで、診断を受けて判断を
- 提携する歯科医院で治療を受ける形式のマウスピース矯正サービス
- 費用は症例の程度によって区分され、軽度18.7万円〜/中度33万円〜/重度42.9万円〜(2026年8月時点の公式サイト記載・税込)
- 対象として挙げられているのは叢生・出っ歯・すきっ歯・開咬・中心のズレ・過蓋咬合など
- 同じ症状名でも程度によって適応の判断は変わる
- 総額に何が含まれるかを契約前に書面で確認する
マウスピース矯正は、装置の特性と自分の歯並びが噛み合ってはじめて選択肢になります。ネット上の情報だけで結論を出すのではなく、実際のところはカウンセリングで自分の目と耳で確かめるのが確実です。複数の医院で話を聞いて比べてみると、説明の丁寧さや見積もりの出し方の違いも見えてきます。


※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療上の助言ではありません。治療の適否や費用については、歯科医師の診断および各サービスの公式情報をご確認ください。料金・サービス内容は2026年8月時点の公式サイト情報に基づいており、変更される場合があります。
参考リンク:


